「インフラを制した者が市場を制す」BMWが3,030基から始めた、充電網拡張の勝算

引用:BMW
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BEV・PHEV両部門でトップ——前年比約50%増の急成長

BMWコリアが2026年第1四半期の韓国輸入車市場において、電動化モデルの販売首位を記録した。同社は今年1月から3月の間に、電気自動車(BEV)1,732台、プラグインハイブリッド(PHEV)1,181台を販売し、両部門でトップに立った。

特にBEVの販売台数は前年同期比で約50%近く急増しており、ビジネスセダン「i5」がBEV全体の約半数に迫る828台を売り上げ、実績を牽引した。他ブランドとの差も最大2,000台以上に広がり、市場での独走態勢を築いている。

充電インフラが競争優位の核心——「チャージング・ネクスト」戦略の全貌

3,030基から4,000基へ——業界最速の充電網拡張

こうした成果の根幹を支えるのが、充電インフラへの大規模投資だ。BMWコリアは中長期プロジェクト「チャージング・ネクスト」を通じて、これまでに3,030基の充電器を設置。年内に4,000基まで拡大する計画を掲げており、他の輸入車ブランドとの差をインフラ面でも着実に広げている。

業界初のBEV専用試乗プログラム「BMW BEVメンバーシップ」

充電網の拡充にとどまらず、BMWコリアは業界初となるBEV専用の試乗プログラム「BMW BEVメンバーシップ」を展開。延べ4,600人以上の顧客に直接的な体験機会を提供することで、電動化モデルへの信頼とブランドへの親しみを確固たるものにした。

安全性とアフターサービス体制の強化

リアルタイム監視とバッテリー安全対策

車両の安全確保に向けた取り組みも加速させている。リアルタイムのバッテリーモニタリングシステム「BMWプロアクティブ・ケア」を通じて事故の未然防止を図っているほか、輸入車メーカーとして唯一、火災報告試験事業に参画し、安全確保のための「ゴールデンタイム」維持に寄与している。

全国81カ所・専門人材480人体制

サービス体制についても、韓国全土81カ所のセンターで電動化モデルのメンテナンスが可能な体制を構築。高電圧バッテリーの修理に対応した専門センター42カ所と、業界最多水準となる480人の専門人材を確保し、アフターサービス能力を大幅に強化した。

第2四半期に新型iX3を発売——予約開始3日で2,000台突破

さらに、BMWコリアは第2四半期に、次世代技術を集約した純電気SAV「新型iX3」を正式に発売する予定だ。新たなデザイン言語と進化したデジタル体験を盛り込んだ同モデルは、3月に開始された事前予約でわずか3日間に2,000台を突破するなど、異例の注目を集めている。

「2026 ワールド・カー・アワード」で「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、グローバル市場で既に検証済みの高い製品力を武器に、韓国輸入車市場の電動化シフトをさらに加速させる見通しだ。

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