
グローバル自動車市場で信頼度が購入の重要指標として浮上するなか、トヨタが慢性的な品質問題を解決し、スバルを抑えて2026年で最も信頼される自動車ブランド1位に輝いた。
米自動車専門メディア「Jalopnik」が24日(現地時間)に報じたコンシューマー・レポートの「2026年新車信頼度調査」結果によると、トヨタは主要モデルの欠陥を大幅に改善して首位を奪還した一方、マツダは新モデルの品質問題で順位を大きく下げたことが明らかになった。
■ トヨタが欠陥を払拭し首位奪還、スバルとレクサスは順位下落
昨年スバルに1位の座を譲ったトヨタが、1年ぶりに再び最高信頼度ブランドに返り咲いた。コンシューマー・レポートの発表によると、トヨタは2026年モデルにおいて、全機能が正常に作動する状態を示し、信頼度を回復したという。
ランキング変動の核心は、主力モデルの品質安定化だ。2025年に登場した9代目カムリは、初期調査で平均的なスコアであったが、2026年モデルは平均を上回る予想信頼度を確保した。
品質問題に揺れていたピックアップトラックのタコマとタンドラの改善も目立つ。2024年にフルモデルチェンジされたタコマは、平均を下回る水準から平均レベルに上昇。エンジン欠陥とリコール騒動を経験した3代目タンドラも問題を解決し、平均値を記録した。
今回の調査でスバルは2位に一歩後退し、昨年2位だったレクサスはトヨタにわずか1点差で及ばず3位となった。市場関係者は、上位3ブランドが資本関係で結ばれている点に注目している。トヨタはスバルの株式約20%を保有しており、電気自動車のbZ4Xやソルテラ、スポーツカーのGR86やBRZを共同開発するなど技術力を共有している。
■ テスラの躍進とマツダの苦境、PHEVが明暗を分ける
今回の調査で最も目覚ましい上昇を見せたのはテスラだ。テスラは昨年の17位から今年は9位へと8段階も順位を上げた。コンシューマー・レポートは、テスラのモデルYとモデル3が各EV部門で最も信頼できる車両に選ばれた点を高く評価している。特に車体ハードウェア、塗装・仕上げ、電気装置分野の故障率が顕著に減少したことが順位上昇の主因となった。
一方、マツダは6位から14位に急落し、国内ブランド最下位という苦い結果に終わった。マツダの足を引っ張ったのは、意欲的に投入したプラグインハイブリッド(PHEV)モデルだ。消費者アンケートの結果、CX-70とCX-90のPHEVモデルで多数の欠陥が報告された。特に2026年モデルのCX-90 PHEVは、中型3列シートSUVの20モデル中、信頼度18位という低評価であった。さらに、主力モデルであるCX-5がフルモデルチェンジ初年であることを理由に評価対象から除外されたことも順位に影響した。
■ 信頼度が分ける市場覇権と今後の展望
自動車業界は、今回の結果が今後の販売実績に大きな影響を与えるとみている。専門調査機関のカーグルズが実施した調査では、自動車購入者の41%が信頼度を最重要の選択基準に挙げており、これは価格や維持費を上回る数値だ。メーカーのブランドパワーが品質から生まれることを裏付けている。
米自動車市場の分析家らは、今回の結果について、電動化への転換期のなかで伝統的な内燃機関の強者であるトヨタが、ハイブリッド技術の安定性を再び証明した結果だと評価している。業界内では、マツダの事例のように複雑なPHEVシステムがメーカーの信頼性を損なう一因になる可能性があるとの見方も出ている。
コンシューマー・レポートの発表は、新車購入を検討する消費者にとって強力な指針となるだろう。特にEV部門でテスラの品質改善が証明されたことで、今後の市場主導権争いはさらに激化することが予想される。