
中国BYDが主力モデルのセダン「秦PLUS DM-i」約8万9,000台をリコール、バッテリー欠陥による火災の恐れ
世界最大級の新エネルギー車(NEV)メーカーである中国の比亜迪(BYD)が、自国市場で最も人気のあるモデルの一つであるプラグインハイブリッド(PHEV)セダン「秦PLUS DM-i」に対して大規模なリコールを実施する。バッテリーシステム内の製造工程上の欠陥が発見され、乗客の安全を脅かす可能性があるとの懸念に基づく措置だ。
11日(現地時間)、中国国家市場監督管理総局(SAMR)とBYDの公式発表によると、リコール対象は2021年初頭から2023年末までに生産された「秦PLUS DM-i」の車両約8万9,000台にのぼる。今回のリコールは、バッテリーパックの組み立て過程で発生した物理的保護の不備が主な原因として挙げられている。
技術的欠陥として判明したバッテリートレイと配線の不適切な近接
調査の結果、該当車両のバッテリーを収める金属トレイ構造と電気配線ハーネスの設計および組み立て工程が一貫していなかったことが明らかになった。トレイと配線が不適切に近接しており、走行中の振動などによりケーブルの被覆が早期に摩耗する可能性がある。
被覆の摩耗により絶縁機能が失われると、湿気の侵入時に短絡(ショート)が発生する恐れがある。これはバッテリーセルの異常発熱を引き起こす「熱暴走(Thermal Runaway)」現象を招き、大規模な火災に発展する危険を孕んでいる。
無償点検および部品交換とともにOTAアップデートを併行して実施
BYDは危険を迅速に除去するために、影響を受けるすべての所有者を対象に無償修理プロトコルを確立した。まず、サービスセンターを訪れるすべての車両のバッテリートレイと配線の状態をエンジニアが直接確認する。
摩耗や損傷が発見された部品は即座に新しい製品に交換し、損傷のない車両でも今後の再発防止のために絶縁保護装置を追加で設置する。また、車両制御システムの最適化のために無線ソフトウェアアップデート(OTA)も併行して行い、システムのモニタリング能力を強化する方針だ。
成長痛を抱えるBYDはグローバルな信頼確保が鍵となる
今回のリコールは、BYDが月間販売台数30万台を突破し、中国国内を超えて欧州や南米市場に攻撃的に拡大する時期に発生したことから、業界の注目が集まっている。市場分析家は、技術進歩の速度が速いNEV産業においてリコールは避けられないプロセスである可能性があるが、これをどれだけ透明かつ迅速に解決するかがブランド信頼度の差別化要素になると分析している。
特に中国当局が最近、SUVの「唐DM-i」や「ドルフィン」などのモデルに対しても厳しい安全基準を適用し、監督を強化しているため、メーカーの品質管理の負担はさらに大きくなる見通しだ。BYDの関係者は「自社アプリと直接通知システムを通じて8万9,000人の所有者全員に情報を伝えている」とし、「安全な運行のためにリコール通知を受領次第、速やかに修理予約を進めてほしい」と呼びかけている。

2件のフィードバック
一瞬アウディかよっておもた
中国のEV自動車、電気バイクその他諸々信用できるわけが無いのはとっくに知っている。C国内で発生している事故は滅多に表に出ないからね。出ても氷山の一角。整備スタッフが確認して処置?危ないね!経費節減とか面倒がって見て見ぬふり,または処置したと言ってやってない。これがC国だよ。BYDのスタッフも同じだよ。