
メルセデス-AMGの未来型ハイパーカーを想像した非公式コンセプトが登場した。「ダーク スター(Dark Star)」と名付けられたこのプロジェクトは、エイを連想させる車体と大胆なカーボンファイバー構造が特徴だ。メルセデス-AMGは今後3年間で27種類以上の新車を投入する製品攻勢を予告しており、純電動GT 4ドアクーペやCLEベースのV8モデル、G 63コンバーチブルなど多彩な新車の発売が見込まれている。

自動車デザインアカウント「car.design.trends」が紹介したダーク スターは、スロバキアのブラチスラバ美術デザインアカデミーで学ぶタデアシュ・チェフが制作した。SNSでは「tadeascech」の名で活動し、フォルクスワーゲンのデザイン部門での経験もあるとされる。あくまで個人によるデザインプロジェクトであり、メルセデス-AMGが公式に手掛けた車両や量産検討中の車両ではない。

車体は露出したカーボンファイバーと塗装仕上げのカーボンファイバーを組み合わせ、前面を濃紺、後面をカーボン地のままとして強いコントラストを演出する。前面には車体を横切るLEDライトバーと二股の照明グラフィック、大型の空気吸入口を配置。ボリューム感のあるフェンダーと通気口が攻撃的な印象を強める。

車体全体はエイを連想させる形状で、後方に向かって細くなる構造がエイの尾を思わせる。薄型のLEDテールランプと大型のディフューザーが後面デザインを完成させ、ディフューザー中央にはフォーミュラ1マシンを想起させる第三のブレーキランプも配置されている。

室内は薄型のピラーで開放感を高め、軽量化のためのバケットシートを備える。大型の側面エアインテークや車体上部の吸気グリル、後面中央の楕円形排気口からは、内燃機関パワートレインを想定した設計であることがうかがえる。ダーク スターが実際のAMGハイパーカーに繋がる可能性は低いが、電動化が進む同社の未来に内燃機関ハイパーカーが再登場するなら、どのような姿になるかを示す興味深いプロジェクトといえる。