
スクールゾーンで子どもをはねた後、家族と運転者を入れ替えようとしたら…日本ではどうなる?
韓国のあるスクールゾーンで、20代の運転者が小学生の歩行者を車ではねた後、家族と運転者を入れ替えようとして警察に発覚した事件があった。警察は現場の防犯カメラを分析して実際の運転者を特定し、事故の経緯と入れ替えを試みた経緯について捜査を進めた。幸い、被害に遭った児童は命に別状のない軽傷で済んだという。
警察によると、事故当時、子どもは道路を横断中に車と接触した。加害運転者は事故直後、家族を身代わりに立てて自分が運転していなかったように見せかけようとしたとみられている。しかし防犯カメラの映像が残っていたため、入れ替えの試みは長くは続かなかった。
もし同じようなことが日本で起きた場合、どのような処罰を受けるのだろうか。
犯人隠避罪に該当
日本では、事故後に運転者を別人にすり替えようとする行為は刑法第103条の犯人隠避罪に当たる。法定刑は3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金。処罰の対象になるのは身代わりを買って出た人物だけではない。実際に事故を起こした運転者本人も、教唆犯として同様の処罰を受ける可能性がある。「家族が代わりに出てくれたから自分には責任がない」という理屈は通用しない。
実際に、無免許運転による事故の後、別人に身代わりで出頭させた事件が犯人隠避教唆罪の容疑で立件された例も報じられている。
スクールゾーンの事故はより重く処罰される
スクールゾーン(通学路)内の事故は、運転者に特別な注意義務が課されているため、過失割合の算定や刑事処分、免許停止・取消などの行政処分において通常より重く評価される。ここに身代わりのような隠蔽工作が加われば、犯人隠避罪が別途成立し、量刑判断でさらに不利に働くことになる。事故を目撃した場合は110番に通報すればよい。