
全長7mを超える黄色いバナナカーが街を走っていれば、誰もが思わず振り返るだろう。米モンタナ州では、この巨大なバナナ型の車両が今回も警察に呼び止められた。所有者のスティーブ・ブレイスウェイト氏は、過去15年間に数百回も取り締まりを受けてきたと語る人物で、今ではこの車とともに全米を旅する生活を送っているだけに、単なる一過性の出来事にとどまらない話題となっている。
フォードトラックにバナナ形ボディを架装した
ビッグバナナカーは1993年式フォードF-150の車台の上に、バナナ型のFRP(繊維強化プラスチック)製ボディを載せて作られた改造車両だ。ブレイスウェイト氏は2008年から製作を始め、2011年に完成させた。その後、この車でアメリカ全土を25万マイル(約40万km)以上旅して回った。ナンバープレートには「SPLIT」の文字が記されており、この車両らしさを物語っている。

15年間で数百回、警察に呼び止められてきた
ブレイスウェイト氏はこの車両の運転を始めてから15年間で、警察に数百回取り締まりを受けたと明かした。彼は地元メディアKTVQニュースに「最初の8〜9年間はおそらくアメリカで最も多く取り締まられた人間だっただろう」と語った。また、別のメディアCowboy State Dailyには「警察はいつも私を止める理由を見つける」と述べ、「対向車線にパトカーが現れると、すぐにUターンして自分を止めることが分かっているので、あらかじめ書類を準備している」と伝えた。

今回、モンタナ州ビリングス近郊で取り締まられた理由は、ナンバープレートの一部が箱2つに隠れていたためだが、結局切符なしで済んだ。モンタナ・ハイウェイ・パトロールは同局の公式Facebookに取り締まりの写真を投稿し、「我々は速度違反車両、不注意なドライバー、そしていくつかの変わった車両を止めてきたが、今回の件は確かに異色だった。どんなに魅力的(apPEALing)でも、果物にも交通法は適用される」と冗談めかしたコメントを残した。

バナナカーとともに、全米を旅する生活へ
ブレイスウェイト氏は最近、自身の所有物のほとんどを処分し、残った荷物は倉庫に預けた後、このバナナカーに乗って専業で旅をする生活を始めたと明かした。車内には別の就寝スペースがなく、彼は知人の家を転々としながら過ごす、いわゆる「カウチサーフィン」方式で移動生活を続けている。今後もこの独特なバナナ型の車両がアメリカのどこかで警察の目を引く可能性は高そうだ。