
米ネバダ州でテスラ セミトラック1台が赤信号で停止していた乗用車2台に後方から衝突し、夫婦2人が死亡、1人が重傷を負った。テスラ セミに関連する初の死亡事故とみられ、警察が正確な事故状況を調査している。
停車中の車両2台に追突した
事故は日曜日の午前、ネバダ州デイトンの国道50号線で発生した。クラシックなフォルクスワーゲン・ビートルを含む2台の車両が赤信号で停車中、後続のテスラ セミが減速せずに追突したという。衝突の衝撃と大型トラックの重量により、ビートルに乗っていた夫婦は現場で死亡した状態で発見された。

同じく追突された赤いトヨタRAV4の乗員は近隣の病院に搬送され、重篤な状態で治療を受けている。事故現場の写真には、前部バンパーが損傷した白いセミトラックと、大破したビートル、後部が大きく変形したRAV4の様子が写っている。事故処理のため国道50号線の両方向が数時間にわたり通行止めとなった。
居眠り運転の可能性、正確な原因は調査が続く
事故はネバダ州高速道路警察が調査を担当しており、ライアン郡保安官事務所が現場で得た初期の証言によると、トラック運転手が居眠り運転をしていた可能性が指摘された。ただし、これはまだ捜査当局が公式に確認した内容ではない。トラック運転手と運送業者の身元は明らかにされていない。

テスラ セミの安全装置と生産の背景を探る
テスラ セミには完全自動運転(FSD)機能は搭載されていないが、停車車両などに対応するための衝突被害軽減ブレーキ(AEB)など、複数の安全機能が搭載されている。今回の事故車両がこれらの機能を正常に作動させていたかはまだ確認されていない。セミトラックは事故現場から車で約1時間の距離にあるギガファクトリー・ネバダで生産されている。

テスラ セミは2025年末に改良仕様で再発売され、2026年モデルとして生産されている。今回の事故は、そうしたテスラ セミに関連して初めて報告された死亡事故として注目を集めている。正確な事故原因と安全装置の作動状況に関する調査結果が出るまでには時間を要すると見られる。