
バッテリー火災が相次いで問題となる中、カフェのテーブル席にあるコンセントに電動自転車のバッテリーを差し込んで充電する写真が、韓国のオンラインコミュニティで物議を醸している。店の外には電動自転車が止められ、店内ではバッテリーだけが取り外されて充電されている写真をめぐり、「常識外の行動だ」という批判と、「店側の許可を得ていたなら問題ない」という反論が同時に出ている。リチウムイオンバッテリーの屋内充電が火災につながる事例が増えている時期だけに、反応はさらに敏感になっている。
スターバックス店内で撮影されたバッテリー充電写真
韓国の自動車コミュニティ、ボベドリームに、「スターバックスで電動自転車バッテリー充電」というタイトルの投稿と写真1枚が掲載された。投稿者は「あるユーザーが2日前に撮影した写真」とし、「常識を超えている」と指摘した上で、「電動自転車のバッテリー爆発事故も時々起きている」と懸念を示した。写真には、スターバックス店内のテーブル席のコンセントに電動自転車のバッテリーが接続され、充電されている様子が写っていた。店の外には、バッテリーを外した電動自転車が止められていた。

この写真をめぐり、オンライン上では意見が分かれた。「電気泥棒だ」、「コンセントを全部なくすべきだ」、「バッテリー火災のニュースも多いのに、周囲の人は不安になるだろう」といった批判が相次いだ一方で、店側の許可を得ていたなら問題ないという反論も出た。安全性と店舗利用の慣行という2つの争点が絡み、議論は簡単には収まりそうにない。
増えるリチウムイオンバッテリー火災、屋内充電が原因に
近年、電動自転車など個人用移動手段の補助バッテリー使用が増え、リチウムイオンバッテリー火災も相次いでいる。2023年から2025年8月までにソウルで発生したリチウムイオンバッテリー関連火災は計346件で、多くは屋内充電中の過熱や過充電が原因だった。

8月には、ソウル麻浦区のマンションで屋内充電中だった電動スクーターのバッテリーが爆発し、18人の死傷者が出る事故もあった。当局がバッテリーの屋内充電を原則として避けるべきだと強調している背景だ。海外でも、電動バイクや電動自転車のバッテリー火災が多発した中国の大都市では、屋内でのバッテリー充電を禁止し、摘発時に罰金を科す形で対応している。

繰り返される論争、根本的な安全意識が必要
今回のカフェ充電写真をめぐる論争は、個人の利便性と安全の間にある緊張を改めて示した事例だ。リチウムイオンバッテリーは過熱や過充電時に爆発する危険があるだけに、不特定多数が利用する施設での無断充電は、本人だけでなく周囲の利用者の安全まで脅かしかねない。屋内充電に関連する火災が毎年繰り返されている以上、個人用移動手段の利用者の安全意識とともに、不特定多数が利用する施設側の明確な利用基準づくりが必要だとの指摘が出ている。