
マツダの主力SUV「CX-5」が、フルモデルチェンジモデルの発売と同時に大きな反響を集めている。日本市場での販売開始から1か月で1万台以上の受注を記録し、当初の月間販売計画2,000台の5倍を超えた。中型SUV市場の競争が激化するなか、新型CX-5が発売早々、消費者の高い関心を集めている。
予想を大きく上回る好発進
CX-5は2012年に初代が登場して以来、グローバルで累計500万台以上の生産・販売を達成するなど、マツダのビジネスの中核を担うモデルに成長している。9年ぶりのフルモデルチェンジとなる3代目は、発売直後から期待を上回る成績を記録している。

マツダは当初、日本市場での月間販売計画を2,000台と見込んでいた。しかし発売後、6月21日時点での累計受注台数が1万台を突破し、月間計画の5倍を超える受注実績となった。若い世代から年配層まで幅広い顧客を獲得しているという。
上位グレードへの人気が集中
注目されるのは、上位グレードへの受注集中だ。上位グレード「L」が全受注の65%を占め、中位グレード「G」が32%、ベースグレード「S」は3%にとどまった。

ボディカラーでは、特別塗装色「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が全受注の25%を占め、最も人気が高い。また、上位グレード「L」購入者の約4割がスポーツタン内装を選んだという。
室内空間の拡大と利便性の向上が好評
新型CX-5はデザイン面だけでなく、実用性の高さも評価されている。後席の室内空間が拡大され、ドアの開口部が広がったことでチャイルドシートの載せ降ろしもしやすくなった。また、2列目シートをフルフラットにして広い荷室空間として活用できる点も好評を集めている。

車内には15.6インチの大型センターディスプレイを搭載。マツダ初のGoogle搭載インフォテインメントシステムを採用し、HMIを一新している。物理スイッチの廃止を懸念する声もあったが、実際には予想を上回る好意的な反応が得られているという。

新型CX-5の車両価格は330万円から430万6,500円。主な競合モデルはトヨタRAV4、ホンダCR-V、スバル フォレスターだ。業界では、新型RAV4の登場とともにミドルサイズSUV市場の競争が激化するなか、新型CX-5の好調な立ち上がりが市場の動向を左右するとの見方もある。