
マツダは22日までに、テスラの「モデルY」と同等サイズの新型電動SUV「CX-6e」を公開し、欧州やオーストラリアなどのグローバル市場攻略に乗り出した。12日(現地時間)、電気自動車専門メディアの「エレクトレック」が報じたところによると、マツダはブリュッセルモーターショーで「CX-6e」を披露した。今夏に欧州での販売を開始し、オーストラリアやイギリスなどの主要市場に順次投入する方針だ。
「CX-6e」は中国の長安汽車との協業を通じて開発されたマツダの電気自動車(BEV)第2弾であり、昨年中国で発売された中型電動セダンの「6e」に続くグローバル戦略モデルである。全長4,850mm、ホイールベース2,902mmの車体は「モデルY」をわずかに上回るサイズで、長安汽車の電気自動車専用プラットフォーム(EPA)を基盤としている。
スペック面では、77.94kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載し、欧州基準のWLTPで最大484kmの航続距離を実現した。最大195kWの急速充電に対応しており、15分の充電で約150マイル(約240キロメートル)の走行が可能だという。
内装には14.6インチのフローティングディスプレイや無線による「AppleCarPlay」および「AndroidAuto」が採用されており、全グレードに50インチの拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイが標準装備されている。なお、同モデルは中国市場では「EZ-6」という名称で展開されており、BEVのほか航続距離延長型電気自動車(EREV)など、多様なパワートレインがラインナップされている。
ドイツでの販売価格は4万9,900ユーロ(約818万円)からに設定されており、「モデルY」より高い価格水準となるが、マツダは同モデルを中国や欧州などのグローバル市場専用として運営する方針を掲げている。一方、米国市場向けには別の中型電動クロスオーバーを準備しており、こちらは2027年に生産を開始し、2028年の発売を予定している。