
【引用:レクサス】レクサスは北米市場向けに2026年型NXを発表した。今回の大きな特徴は、ベースモデルであるNX250の廃止と、それに伴う価格上昇だ。同時にハイブリッドおよびPHEVモデルの拡充も行われ、ブランド戦略の方向性が見直されている。

【引用:レクサス】NX250は2.5リッター自然吸気ガソリンエンジンを搭載したエントリーモデルだったが、生産終了によりシリーズの最低価格は4万6,120ドル(約684万円)へと上昇した。これまでの4万2,260ドル(約627万円)から大幅に引き上げられ、NXのプレミアム化が鮮明となった。

【引用:レクサス】その結果、新たなエントリーモデルはNX350となる。2.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力279馬力、最大トルク43.5kg・mを発揮。0-100km/h加速は6.6秒で、AWDを標準装備するなど走行性能を重視した設定だ。

【引用:レクサス】一方、ハイブリッドラインナップには新展開がある。NX350hにFWD仕様が追加され、従来のAWD専用からより幅広い選択肢が用意された。価格を抑えつつ燃費効率を高めたモデルとして注目されている。

【引用:レクサス】新型FWD NX350hはシステム合計243馬力を発揮し、複合燃費は17.0km/Lに達する。価格は4万5,470ドル(約674万円)で、AWD仕様よりも1,550ドル(約23万円)安い。0-100km/h加速は8.2秒と控えめだが、経済性を重視する層には魅力的な選択肢となる。

【引用:レクサス】PHEVのNX450h+にも変化があった。従来はラグジュアリーグレードのみの展開だったが、新たにプレミアムグレードが追加され、価格の敷居が下がった。これによりPHEVを求める顧客層の幅が広がる見通しだ。

【引用:レクサス】プレミアムグレードの価格は5万9,105ドル(約877万円)で、従来より安価ながら快適装備は充実している。ベンチレーション&ヒーター付きシートや14インチインフォテインメント、10スピーカーオーディオなどを標準装備し、コストパフォーマンスを高めている。

【引用:レクサス】さらに、2026年型ではF SPORTハンドリングがハイブリッドモデルにも展開され、新色として「インフラレッド」と「ウルトラホワイト」が追加された。デザイン性やスポーティさを求めるユーザーにも訴求力を持たせている。

【引用:レクサス】日本市場では、今回の北米発表がそのまま反映されるか注目されている。2026年7月にマイナーチェンジが予定されており、新世代技術や安全装備の追加が予想される。価格上昇は避けられないものの、FWDハイブリッドやPHEVの拡充は日本の需要にも合致するだろう。

【引用:レクサス】競合はボルボXC60リチャージ、BMW X3 xDrive30e、メルセデス・ベンツGLC300eなどだが、NXは静粛性やブランド信頼性、装備充実度で優位性を持つ。特にNX450h+プレミアムの導入は、日本市場においてもコストパフォーマンスの高いPHEV SUVとして強い存在感を示すことになる。