
【引用:LTキャンパーズ】国内の小型キャンピングカー市場に向けた個性的なモデルが登場した。トヨタ・カムロードをベースに開発された「レガードネオプラス」である。コンパクトながら空間を巧みに使いこなし、その姿から「車輪付き弁当箱」というユニークな愛称で注目を集めている。

【引用:LTキャンパーズ】このモデルはヨコハマ・モーターセールスが開発し、2019年からLTキャンパーズが独占販売を行っている。搭載されるのは2.8リットル直列4気筒ディーゼルエンジンで、最高出力142馬力、最大トルク30.6kg·mを発揮。堅実な動力性能と安定した信頼性が特徴だ。

【引用:LTキャンパーズ】最大の魅力は空間活用の巧妙さにある。走行時は最大9人が乗車でき、就寝時には6人まで収容可能。前方ラウンジはシートを折り畳んでベッドに変形し、後方には2段ベッドを設置。さらに天井から降ろす補助ベッドまで備え、小型ボディながらファミリー向けに十分な機能を持たせている。

【引用:LTキャンパーズ】居住設備も充実している。キッチン、トイレ、冷暖房を標準で備え、後部ベッドを折り畳めば広大な収納スペースが現れる。大人でも出入りできるこの空間には電動自転車やカヤックといった大型レジャー用品も積載可能。内部と外部の両方からアクセスできる設計により利便性も高められている。

【引用:LTキャンパーズ】ボディは一体成型のFRPシェルを採用し、高い耐久性を実現。価格はプレミアム仕様で約1,450万円と高額だが、日本独自の効率設計と高品質により国内市場で安定した需要を獲得している。海外でも注目を集めるが、安全規制の壁は高く、輸出には課題が残る。それでも専門家は「小型RVの空間効率を極限まで高めた代表例」とし、日本独自のキャンピングカー開発力を示す存在だと評価している。