フォルクスワーゲン「ID.ファミリー」累計150万台突破!欧州EV販売でテスラ超え、日本市場でも存在感拡大

● フォルクスワーゲン、ID.ファミリー累計150万台達成 電動化戦略の節目に
● 2025年上半期の欧州EV販売でテスラを逆転し13万5,427台を記録
● 「EVスマートケア」でバッテリー管理を強化し顧客体験を向上

引用:フォルクスワーゲン
引用:フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンは世界の電気自動車市場において新たな節目を迎えた。同社はドイツ・エムデン工場で生産された「ID.7ツアラー プロ」を顧客に引き渡し、ID.ファミリーの世界累計納車台数が150万台を突破したと発表した。記念式典にはニーダーザクセン州のオラフ・リース知事も出席し、その意義を強調した。

フォルクスワーゲン乗用車部門のマーケティング・販売・アフターサービス責任者マーティン・サンダー氏は「150万台のID.納車は、フォルクスワーゲンが電動化をリードするブランドであることを示す象徴的な成果だ」と述べ、「持続可能で誰もが手の届く電気自動車を提供し、電動化時代を加速させる」と語った。

欧州での販売が急拡大

ID.ファミリーは2020年の「ID.3」登場を皮切りに、「ID.4」「ID.5」「ID.バズ」「ID.7」シリーズへと拡大してきた。特に「ID.7ツアラー」は、今年上半期のドイツ国内で最も売れた電気自動車モデルとなった。市場調査会社JATOダイナミクスによると、フォルクスワーゲンは2025年上半期の欧州市場で13万5,427台のEVを販売し、テスラ(10万9,262台)を上回って首位に立ち、前年比78%増という大幅な成長を示した。成長を牽引したのはID.3、ID.4、ID.7などの主力モデルだった。

引用:フォルクスワーゲン
引用:フォルクスワーゲン

日本市場における展開も拡大中

フォルクスワーゲンの電動化戦略は日本でも着実に進展している。2022年、ID.4 が日本市場に導入され、ミドルサイズSUVとして注目を集めた。その後、「ID.5」も新たにラインナップに加わり、ID.ファミリーの魅力を広げている。2023年における世界的な販売状況をみると、ID.4 と ID.5 の合計販売台数は約22万3,100台となり、グループのEV販売を牽引している。日本市場でも両モデルはその先進性能とデザイン性によって徐々に浸透し、EV普及とブランド認知向上に貢献している。

日本におけるEVバッテリー関連サービスの現状

日本国内では、海外のようなリアルタイムに走行や充電データを解析してバッテリーの状態変化を検知する「EVスマートケア」型のサービス導入は現時点では確認されていない。ただし、フォルクスワーゲン正規ディーラーでは、スターターバッテリーや電気自動車用高電圧バッテリーの点検・診断・交換を専門スタッフが提供する体制が整っている。加えて、電気自動車の高電圧バッテリーはモジュール単位での部分修理対応も可能で、バッテリーの損傷時に的確な診断と対応を受けられる。このような体制により、日本でも安定したアフターサービスが提供されている。

グローバル生産拠点を拡大

記念式典が行われたエムデン工場は、10億ユーロ(約1,715億円)を投じて整備されたEV専用工場であり、ツヴィッカウやドレスデンと並んで欧州の主要EV生産拠点となっている。さらにドイツ・ハノーファー、米国・チャタヌーガ、中国の仏山・長沙・安亭といったグローバル拠点と連携し、フォルクスワーゲンは電動化戦略を加速させている。

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