「たかがSNSに載せる写真のために」信号が変わっても車が来てもお構いなし…観光客が押し寄せ道路を占拠、韓国で相次ぐ迷惑撮影

SNS映えスポットで道路を占拠して撮影、韓国では処罰規定なし

引用:YouTube
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韓国・釜山の海岸道路で、あるカップルが写真撮影のために道路上で立ち止まった様子が公開され、波紋を広げている。この様子はタクシーのドライブレコーダー映像を通じてオンライン上に拡散し、韓国のネットユーザーの間では危険な行為だとの指摘が相次いでいる。

ドライブレコーダーの映像には、カップルが海岸道路の真ん中でポーズを取りながら写真を撮る様子が映っていた。この区間は週末になると車両と観光客が集中する場所で、ドライバーにとって予測しづらい状況がたびたび発生している。カップルは車両が通行している最中にも道路中央に立ち止まって撮影を続け、信号が変わった後も同じ行動を繰り返した。

SNSで人気のスポット、しかし法の空白地帯

問題となった道路区間は、異国的な風景がSNSで話題となり、近年撮影スポットとして知られるようになった場所だ。しかし、場所が有名になったからといって、道路上での撮影が許されるわけではない。車両が行き交う道路で立ち止まって写真を撮る行為は、大事故につながりかねない危険な行為だと指摘されている。

引用:YouTube
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韓国でこの問題が論争になった背景には、現時点でこうした行為を取り締まる明確な規定が存在しないという事情がある。道路上で個人の満足のために他人の安全を脅かす行為であるにもかかわらず、処罰が難しいとの指摘が出ている。特に子どもや高齢者、自転車利用者など交通弱者が多い観光地という特性上、こうした行動はより大きな事故につながる恐れがある。

韓国のネットユーザーの間では「こうしたことは一度や二度ではない」「車が人を避けて走らなければならない状況が繰り返されている」といった指摘とともに、最低限の安全意識が必要だという声が上がっている。

道路での撮影、処罰規定整備を求める声

法曹関係者によると、韓国の現行の道路交通法では、道路に立っていたという理由だけで過料を科すことができる条項は存在しない。韓国の道路交通法は道路での「座り込みや寝そべる行為」「交通の妨害となる行為」などを禁止しているが、単に「立っていた」だけでは処罰規定を適用するのが難しいというのが専門家の見方だ。このため、韓国のオンラインコミュニティでは関連規定を整備すべきだという意見が相次いでいる。

引用:海雲台ブルーラインパーク
引用:海雲台ブルーラインパーク

一枚の写真のために道路上の安全を後回しにする行為は、結局のところ他の道路利用者への負担として跳ね返ってくるとの指摘がある。処罰の有無にかかわらず、常識に基づいた安全意識が求められているという声が高まっている。

観光地の道路での撮影、日本でも見られる問題

道路上での撮影のために立ち止まる行為は、日本でもオーバーツーリズムに伴う迷惑行為として扱われている問題だ。アニメ「スラムダンク」の舞台として知られる江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅近くの踏切には外国人観光客が押し寄せ、写真を撮るために車道や線路上に立ち止まったり、坂道の真ん中に座り込んで車が来ても道を譲らなかったりする事例が相次いだ。連休には3日間で約7500人が押し寄せるほど状況が深刻化したことを受け、鎌倉市は現場の警備員を増員し、近くの公園に専用の撮影エリアを設けて観光客を道路の外へ誘導する対策を実施した。日本の道路交通法第76条第1項第2号も、交通の妨害となる方法での立ち止まりや座り込みなどを禁止しており、違反した場合は第120条に基づき5万円以下の罰金が科される可能性がある。

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