
梅雨明け後は35℃を超える猛暑と渋滞が続き、管理不足の車はオーバーヒートを起こしやすい。原因は主に4つある。冷却水の不足や劣化、ラジエーターの損傷や詰まり、サーモスタットやウォーターポンプの故障、電動冷却ファンの異常だ。日常点検と事前の備えでその多くは防げる。

冷却水は防錆・熱伝導性能が落ちると冷却効率が急低下する。ラジエーターは経年劣化や飛び石でフィンが傷むと詰まりやすい。冷却水循環を担うサーモスタットとウォーターポンプが故障すると熱がエンジン内にこもる。低速走行や渋滞中に電動ファンが回らなければオーバーヒートに直結する。

冷却水はサブタンクの量をMINとMAXの間に保ち、通常2~4年で交換する。ラジエーターやゴムホース、ラジエーターキャップのパッキンも劣化がないか確認する。サーモスタットとウォーターポンプは走行距離10万km前後を目安に予防的な点検・交換を行うと安全だ。

猛暑でのエアコン使用はエンジン負荷を高め、渋滞中は放熱がさらに難しくなるため、適度にエンジンを休ませながら走行するとよい。電動ファンはバッテリーとオルタネーターの電力で動くため、電気系統も併せて点検する必要がある。基本点検を怠らなければオーバーヒートの危険性は大幅に下げられる。