
愛車は汚れが目立ってから洗えばいいと思う人は多いが、洗車は見た目を保つだけの作業ではない。黄砂や花粉、虫の死骸、鳥のふん、樹液、冬場の融雪剤は放置すると塗装面や車体下部を傷める。JAF Mate総研の調査では、水洗いとシャンプー併用が41.9%で最多、水洗いのみ30.0%、ワックスがけ14.9%、コーティング7.4%。頻度は約3割が月1回程度、年1回も約3%、ほぼ毎日も0.3%と幅がある。目安は2週間に1回だが、地域や季節、駐車環境で調整が必要だ。

春先は黄砂や花粉で車体が汚れやすく、特に九州や西日本では一晩で黄色く覆われることも珍しくない。乾いた布で拭くと傷がつくため、まず水で洗い流すのが基本だ。樹液や鳥のふん、虫の死骸は酸性で塗装を傷めるため、見つけ次第落としたい。夏は日差しでワックスが劣化しやすく、季節の変わり目の施工し直しが有効。秋は濡れた落ち葉が塗装面にしみを残すため、2週間に1回を目安に、街路樹の下ならさらに頻度を上げたい。

冬は道路にまかれる融雪剤や塩化カルシウムが最大の注意点だ。車体下部やホイール、サスペンションに付着したまま放置すると腐食やさびを早める。雪国のある運転者は、融雪剤の影響で腐食が進みやすく、雪のシーズンが終わる3月ごろまで洗車を続け、下回りは念入りに洗うべきだと話す。雪道を走る場合は最低週1回、下回り洗浄も合わせたい。冬明けは車体下部とホイールハウスを念入りに洗い、残った融雪剤や泥を落としておく。

海の近くや海沿いの道を走る車は塩分に常にさらされ、腐食が進みやすいため、走行後は汚れが目立たなくても早めに塩分を洗い流したい。一方、地下駐車場やガレージ保管なら外部の汚れから守られ、走行距離が少なければ月1回程度でも十分なことが多い。ワックスやガラスコーティングも汚れの付着を減らす。絶対の正解はないが、平均2週間に1回が目安であり、鳥のふんや樹液、融雪剤のように傷めやすい汚れは見つけ次第すぐ落とすことが重要だ。