トヨタの代表的セダン「カムリ」

ワゴン仕様のデザインが話題に

レンダリング画像から読み解く

引用:Instagram@Kelsonik

トヨタのカムリは中型セダンとして、世界で最も販売台数の多い車種の一つである。トヨタならではの耐久性と信頼性により、北米では現地メーカーの車種を上回る知名度を誇っている。

実用性を重視してきたカムリセダンが、最近ネット上で新たな姿を見せ、注目を集めている。セダンからワゴンへと姿を変えたカムリの登場だ。このカムリワゴンのレンダリング画像を見ながら、競合車種や登場の経緯について解説する。

引用:Toyota
引用:Instagram@Kelsonik

カーデザイナーが描く

人気セダンのワゴン版

この車両は、海外の自動車デザイナー「Kelsonik」による創作作品である。既存のカムリをベースに、Cピラー後方を延長してワゴンボディに仕立てている。フロントマスクは現行カムリを踏襲しつつ、スポーティな5本スポークホイールとブレーキキャリパーで力強さを演出している。

ルーフレールを装備し、セダンにない実用性を表現。Cピラーとリアフェンダーは現行セダンよりもボリュームを増し、たくましさを強調している。後席空間の拡大により、ヘッドクリアランスもセダンより広がったと考えられる。

引用:CarandDriver
引用:YouTubeチャンネル「Theottle」

スポーティなエアロパーツ採用

迫力のあるスタイリングを実現

カムリワゴンのデザイナーは、実現の可能性は低いものの、確かな需要は存在すると説明している。北米では低調なワゴン市場だが、国内や欧州など一部地域では根強い人気があるためだ。

スポーティワゴンに生まれ変わったカムリは、アウディRS 6アバント、BMW M5ツーリングなどからインスピレーションを得ているという。ただし、トヨタには現在、ハイランダー、ヴェンザ、クラウン クロスなどの代替モデルが揃っており、実際の商品化は極めて難しいとされる。

引用:Toyota
引用:Toyota

ワゴン化の実現性は低く

セダン人気は依然衰えず

なお、今回ワゴン化が話題となったカムリセダンは、今年フルモデルチェンジを迎え、TNGA-Kプラットフォームをベースに、デザインや機能面で大幅な進化を遂げている。特に室内は一新され、操作性が向上。運転支援システムも強化され、安全性能が大きく向上した。

動力系はハイブリッド単一仕様となり、2.5リッター直4エンジンと第5世代ハイブリッドシステムを組み合わせ、FF車で225馬力、E-Four車で235馬力を発揮する。国産車の主な競合モデルとしては、ホンダ・アコードハイブリッドが挙げられる。

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